山・森・林・木
現在、無垢の木の住まいを建築中です。
お施主様のご厚意により、現場案内会を実施いたしますので、足を運んで頂けたら幸いです。
私は今まで6年間ほど、あるハウスメーカーの鉄骨造の建物がメインだったので、非常に新鮮に感じています。
木造建築物の中に入った時に何かを感じるからだと思います。
そこで、鉄筋コンクリート打ちっぱなしの茶室と木造の茶室が2軒並んで建っていたら、どちらが落ち着く空間かを想像してみました。
人によって様々だとは思いますが、私は後者の空間を選びます。
ナゼなんだろう・・・?????
先日、ある木工教室のイベントに参加してきました。
場所は大きな公園の片隅にある木立のなかで、最近の強い日差しを十分遮ってくれる森のような空間でした。
そこでは多くの人が集い活気に溢れており、家族みんなが一緒になって椅子を作っている光景を見ていると、幸せな気分にさせられました。
雨の中、葉の生い茂っている一本の木の下で雨宿りをしたと考えたら、そこには一人増え、二人増え…そして一本の木では賄えないくらいの人が集まるでしょう。
木々が増え林になり、そして森になったときにはケタ違いの人が集まるに違いありません。
家一軒あたりに何本の木々が使われているのかを想像すると、小さな森ができるのではないか…。
そう考えると、木造の家がいかに大切な空間であるかを再認識させられます。
そして山を大切にしなくてはいけないなと…。
-和之-